メルセデス・ベンツのセーフティ機能とは
常に最先端の安全性能を実現し、自動車業界全体の安全性向上に大きく貢献をしてきたメルセデスベンツ。
もっとも重視してきたことは「人の命よりも大切なものは無い」という思想です。
一見、メルセデス・ベンツ=高級車 のようなイメージが先行しがちですが、
何よりも尊い人間の命を、何よりも優先して守るといったことを、
どのメーカーよりも先行して高いクオリティで実践していたのが、メルセデス・ベンツです。
今回は、そんなメルセデス・ベンツのW205 Cクラスを購入する際に、
どのような安全装備が搭載されているのかを確認していきましょう。
同じ安全装備でも年式による仕様の変化もあります。
W204型や、先日発売されたばかりの現行型との違いなどをチェックしていきましょう。
購入を検討されている方や、既にお乗りのオーナー様にご参考になれば幸いです。
今、話題沸騰中のベンツのナビSSD化について完全解説しました。興味のある方はご覧ください!
レーダーセーフティパッケージとは
世界で初めてメルセデス・ベンツが実用化した、ミリ波レーダーによる安全運転支援システムが、レーダーセーフティパッケージとなります。
日本国内で実用化されたのは、2011年頃からとなり、現在でも必須のパッケージオプションとなっております。
W205 Cクラスには、2014年の初期モデルからレーダーセーフティパッケージの設定があり、価格はおよそ20万円ほどとなります。
また、C200アバンギャルド以上のグレードになると標準で装着されているため、
W205型では装着されている割合が多く、よく見かける装備となります。
レーダーセーフティパッケージが装着されていることで、事故の88.5%を未然に防ぐことができると言われております。
さらには、運転支援機能も備わっておりますので、疲労軽減効果も期待することができます。
ひとつひとつ、装備の解説をしていきましょう。
アクティブブラインドスポットアシスト
車線変更の際に、斜め後方の見えにくい場所にクルマやバイクがいることを知らせるインジケーターです。
リアバンパーに埋め込まれたレーダーユニットにより、斜め後方をモニタリング。
そこにクルマがいる場合は、ドラミラーのインジケーターが点灯し注意喚起をします。
それに気づかずに、ウインカーを作動させると警告音を発しながらインジケーターが点滅。
さらに、側面衝突の危機を検知すると、コースを修正するためにブレーキの自動制御にて危機回避をサポートします。
誰もが一度は、車線変更時にヒヤッとしたことありますよね。
アクティブブラインドスポットアシストが装着されていることにより、車線変更時のストレスがほとんどなくなります。
安全&疲労軽減に大きく役立つことは間違いなしです。
ディストロニックプラス(ステアリングアシスト付)
最適な車間距離を自動でキープ。安全性を高め、ドライバーの疲労を軽減する機能です。
フロントグリル内のレーダーセンサーより、先行車を認識し、速度に応じて車間距離を適切にキープします。
減速が必要な場合は、アクセル・ブレーキを自動制御して減速をします。
先行車が停止した場合は、自車が停止するまで自動で減速。
再発進時には、レバー操作かアクセルを軽く踏み込み、再スタート。
渋滞時にも大きく役立ち、快適な長距離ドライブがお楽しみいただけます。
W205型から新しくステアリングアシスト機能を装備しております。
レーダーセンサーと、ステレオマルチパーパスカメラによって、車線のカーブと先行車を認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシストします。
ステアリングに手を添えているだけで、高速走行時や渋滞時に先行車への追従走行をサポートします。
ここで、レーダーセーフティパッケージが装着されているかどうかを、一目で見分けるポイントをご紹介します。
この画像のように、フロントグリル内のスリーポインテッドスターエンブレムが、平面のアクリルプレート状になっているものは、ディストロニックプラスが搭載されているため、レーダーセーフティパッケージが搭載車両となります。
他にも、レーダーセーフティパッケージが搭載されているクルマは、リアガラスにこのようにステッカーが貼ってあります。
しかし、中古車なので、前のオーナーが剥がしていたり、古くなって取れていることもあるため、あくまで参考となります。
基本的にはフロントグリルで見分けるようにしてみてください。
アクティブレーンキーピングアシスト
ドライバーの疲労や、不注意などによる走行車線の逸脱を防止するための機能です。
60km/h以上で走行しているときに、クルマが車線から外れていることをカメラが検知すると、ステアリングが微振動し、ドライバーに警告。
さらに、実線の車線マークを越えた場合は、ブレーキを自動制御し、車線内に戻すサポートをします。
BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス)
もしものとき、衝突の直前まで、クルマが自動で緊急ブレーキをかけ、ドライバーを守る機能です。
高速道路で急に渋滞の最後尾が現れたときなど、衝突の危険性をレーダーが感知すると、ディスプレイと音で警告。
ドライバーがブレーキを踏むと、BASプラスが衝突を回避するための制動力を発揮できるようブレーキ圧を高めます。
また、W205型からは飛び出し検知機能が搭載されました。
短距離レーダーと中・長距離レーダーそしてステレオマルチパーパスカメラにより前方を広範囲に監視。
先行車だけでなく、前方を横切るクルマや合流のクルマ、さらには歩行者や道路上の物体との衝突の危険性を検知した場合は、ディスプレイと音で警告してくれます。
PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)
前走車や歩行者などとの衝突の危険性を感知したBASプラスの警告に対し、ドライバーが反応しない場合、軽いブレーキングでドライバーに警告をします。
同時に、シートベルトの巻き上げや助手席シートポジションの修正など、衝突に備え乗員の最適な姿勢を確保します。
それでもドライバーが反応しない場合は、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動。
電子制御のクラッシャブルゾーンとして機能し、追突時の衝撃を最大まで軽減します。
それにより、衝突の回避もしくは被害軽減を効果的にサポートいたします。
W205型からは、歩行者検知機能が搭載されたため、飛躍的に衝突予防安全性が高まりました。
チャイルドセーフティシートセンサー
センサー対応の純正チャイルドセーフティシートを装着した場合、
助手席のエアバッグ機能を自動的に解除します。
リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
リアバンパーに設置されたレーダーセンサーが後方のクルマを監視。
衝突の危険性があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車に警告するとともに、メーターにも警告表示でドライバーにも危険を知らせます。
後続車の減速が感知されない場合は、ドライバーがブレーキを踏むと後方からの衝突に備えてブレーキ圧を高めます。
ドライバーが反応しない場合も、自動的にブレーキ圧を高めて自車をロック。
二次被害の軽減をサポートした上で、シートベルトテンショナーも作動させ、衝撃の影響の軽減を図ります。
現行のレーダーセーフティパッケージとの違い
2011年に登場したレーダーセーフティパッケージも現代まで進化し続けています。
その中で、先代型のW204に搭載の物と、現代のものとの違いを比較していきます。
※各装備の名称もそれに伴い変化しています。W205搭載時の名称で記載しています。
W204搭載 | W205搭載 | 現行 | |
---|---|---|---|
ディストロニック | 再発進はレバーかアクセル操作 | ステアリングアシスト付 | 自動再発進 |
BASプラス | クルマや壁に反応 | 歩行者・動物の飛び出しも検知 | 歩行者・動物の飛び出しも検知 |
PRE-SAFE | 自車衝突時に起動 | 後方衝突軽減も搭載 | 後方衝突軽減も搭載 |
ブラインドスポットアシスト | 降車時警告機能付 |
W204搭載のレーダーセーフティパッケージから進化し、現行のレーダーセーフティパッケージとのものと大差ない内容となっております。
レーダーセーフティパッケージのある無しで、安全性の担保や疲労軽減には大きく貢献します。
少しでも気になっている方は、是非ともレーダーセーフティパッケージ搭載のW205を購入してみてはいかがでしょうか。
W205に搭載の安全装備
「安全装備=レーダーセーフティパッケージのみ」といったわけではなく、
メルセデス・ベンツにはそもそもの設計から安全を意識した造りとなっております。
メルセデス・ベンツはポリシーとして、時代の最高技術を反映させて「安全で高品質」なクルマを造ることを心掛けています。
一見、見落としがちですが、そんなメルセデス・ベンツのこだわりの部分をご紹介していきます。
LEDインテリジェントライトシステム
走行状況や、天候に対応する5つの機能を備えた大変賢いヘッドライトシステムです。
具体的には、ステアリングを回すとその方向にライトが傾いたり、回した方向にコーナリングライトが点灯し視認性を向上したり、進行方向をピンポイントで強めに照射したりと、とても便利な至れり尽くせりの機能になります。
W205型になり、すべてのライトにLEDを搭載したLEDインテリジェントライトシステムに進化し、
機能面ももちろんですが、見た目での先進性も非常に高まりました。
アダプティブハイビームアシストプラス
ハイビームの切り替え、いちいち面倒ですよね。
対向車が来た際、先行車が近くにいる際、毎度レバーで切り替えるの手間ではありませんか?
そんな不便さを解決するのがこちらのアダプティブハイビームアシストです。
フロントガラス上部にカメラが搭載されており、
すべてオートで行ってくれるため、運転中の余計な考え事が減ります。
この機能自体をオフにすることもできます。
こちらもW205になり「プラス」となることで、機能面がさらに向上しました。
パークトロニック(パークキングガイダンス機能付)
フロントとリアバンパーに埋め込まれた超音波センサーとなります。
これにより、クルマと障害物との距離を計測し、インジケーターの点灯と警告音でドライバーに注意喚起します。
狭い場所での取り回しや駐車でも安心なサポート機能になります。
W204型では、インジケーターがダッシュボードに搭載されていましたが、W205型からはマルチファンクションディスプレイに埋め込まれたため、スタイリッシュな印象に変わりました。
アダプティブブレーキ(ホールド機能&ヒルスタートアシスト)
アダプティブブレーキは、ふたつの機能を搭載したブレーキシステムとなります。
アテンションアシスト
疲労や眠気による運転ミスを未然に防止する機能です。
長時間単調な運転を行っている際には、ステアリングや各種スイッチ類の操作が減少してくるかと思います。
そういった、複合的な要素からドライバーの状態を測定し、疲労や注意力が低下した兆候が見られた際に、音とメッセージで休憩を促す機能です。
アクティブパーキングアシスト
いわゆる自動駐車機能です。
低速時で走行中に、超音波センサーが駐車スペースを自動で検知。
自動操舵・ブレーキ機能により、シフトとアクセル操作だけで簡単に駐車することができます。
駐車スペースから出る際にも、ステアリングとブレーキの自動制御をし、発進のアシストもしてくれます。
また、自動ブレーキ作動中はエンジントルクも絞られ、ドライバーが誤ってアクセルペダルを踏んでもキャンセルされるため安全です。
まとめ
メルセデス・ベンツの自慢の安全装備をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
実は、こちらでご紹介しきれていない安全装備も、まだまだ沢山あります。
メルセデス・ベンツは、安全・高品質が魅力のメーカーとなります。
実際に、所有して毎日乗っていると気づくような、些細な気遣いがあったりもします。
そういった、スペシャリティなクルマのオーナーになることにより、上質な日々を是非とも味わってください。
こちらでご紹介したW205型 Cクラスになると、200万円程度のご予算で購入をすることが可能です。
まだまだ、これからも現役で活躍するモデルとなり、現行メルセデス・ベンツと遜色ない完成度が大変魅力的なモデルとなります。
W205型 Cクラスをご検討の方は、是非とも当社の在庫も一度ご覧くださいませ。
また、現在W205 Cクラスのオーナーの方で、
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