「GLBかなり興味あるけど実際の大きさってどうなんだろう」「GLBに荷物はたくさん積めるのかな」「7人乗った時ってどんなかんじだろう」
と、ベンツ GLBクラスのサイズ感に対して疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではベンツ GLBクラス のサイズ感について徹底解説しております。
最後までこの記事をご覧いただくことで、超人気車種のGLBのサイズ感はバッチリです!
最後にはベンツ GLAクラスやGLCクラスとのサイズ比較もしております。
是非とも最後までご覧いただけますと幸いです。
ベンツ GLBクラスとは?
ベンツ GLBクラスとは、2020年(令和2年)6月に発売されたメルセデス・ベンツの9車種目となるSUVモデルとなります。
究極のオフローダーであるGクラスからインスピレーションを受けたスクエアデザインが特徴的で、
高い悪路走行性能を持つ本格的なSUVでありながら、7人乗車が標準仕様となります。
日本の都市部でも取り回しがしやすいボディサイズとなっており、楽に運転ができるだけでなく利便性も兼ね備えた大変人気のモデルとなっております。
前期・後期モデルは下記の通りとなります。
モデル | 生産時期 |
前期 | 2020年6月~2023年10月 |
後期 | 2023年11月~ |
ベンツ GLBクラス のサイズ
さっそく、ベンツ GLBクラスのカタログサイズを見てみましょう。
ここではGLB200dのグレードを基に大きさを紹介します。
前期・後期の大きさはそれぞれ下記の表のとおりとなります。
項目 | 前期 (2021年モデル) | 後期 (2023年モデル) |
全長 | 4,640mm | 4,640mm |
全幅 | 1,835mm | 1,835mm |
全高 | 1,700mm | 1,700mm |
ホイールベース | 2,830mm | 2,830mm |
トレッド(前) | 1,590mm | 1,590mm |
トレッド(後) | 1,600mm | 1,600mm |
最低地上高 | 202mm | 200mm |
トランクスペース | 130~1,680リットル | 130~1,680リットル |
タイヤサイズ(前/後) | 235/55R18/235/55R18 | 235/55R18/235/55R18 |
最小回転半径 | 5.5 | 5.5 |
※グレードによって数センチ程度の差がございます
前期・後期型を比較してみても大きなサイズ差はありませんでした。
ここまで前期・後期型でサイズが変わらない車種は珍しい印象を受けました。
次の項目で実際に乗ってみたサイズ感を見ていきましょう。
ベンツ GLBクラスに乗ったときのサイズ感
ここでは、写真付きでベンツ GLBクラスに実際に乗る際のサイズ感を解説します。
小回り
メルセデスベンツ全般に言えることですが、GLBクラスのメリットは、何といっても「小回りが利く」ことです。
車の小回りのよさを判断する数値に、最小回転半径があります。
最小回転半径とは、ハンドルを左右どちらかに全切りして回ったときに、一番外側のタイヤの中心が描く円の半径のことです。
最小回転半径が小さいほど、曲がりやすく駐車しやすい、小回りが利く車といえます。
GLBクラスの最小回転半径は、前期・後期型共に5.5mです。
トヨタを代表するコンパクトカーのアクアの最小回転半径は5.3m
アクアの全長×全幅が4,050×1,695mmとなるため
GLBクラスの方が590mmも全長が長いにもかかわらず、最小回転半径には大差が無い結果となりました。
駐車場とのサイズ感
GLBクラスを駐車場に駐車した場合、どのようなサイズ感になるでしょうか。
以下に、都心部の一般的な機械式駐車場のサイズと、GLBクラスとのサイズ比較表を作成しました。
項目 | 機械式駐車場のサイズ制限 | GLBクラス前期 | GLBクラス後期 |
車長 | 5,050mm以下 | 4,634mm | 4,640mm |
車幅 | 1,850mm以下 | 1,834mm | 1,835mm |
車高 | 1,550mm以下 | 1,706mm | 1,700mm |
※機械式駐車場のサイズ制限は、場所によって異なります
決して大きな車体の車ではないのですが、機械式駐車場に停める際には車幅、車高の2点には気を付ける必要があります。
車幅に関しても1800mm制限の駐車場もあるため注意しましょう。
一般的な平置き駐車場に停める場合には、全幅が1,850mm以下のため楽に駐車することができるでしょう。
トランクのサイズ感
つぎは車内のサイズ感について詳しくみていきましょう。
GLBクラスのラゲッジスペースサイズ感について紹介いたします。
荷室は多彩なレイアウトが可能で130~1,680リットルとなっております。
まずは3列目シートがあるときの荷室を見ていきましょう。
カタログ容量も130リットルと非常に少なく、スポーツカーやコンパクトカーよりも狭いといっても過言ではないでしょう。
この状態ではほとんど荷物の積み込みは難しいでしょう。
GLBクラスはなぜこのように荷室を狭く設計してまで7人乗りにこだわったのでしょうか。
それは、トヨタ ハリアーや日産 エクストレイルのようなサイズ感の7人乗りSUVモデルが存在しないことでしょう。
7人乗りのSUVとなるとどうしてもメルセデスベンツ GLSクラスや、BMW X7のような全長5mオーバーのフルサイズSUVになってしまいます。
もちろん積載性や居住性も高いのですが、駐車場問題が多発してしまうことが懸念点です。
そのため、都市部でも活躍できる7人乗りSUVのコンセプトを崩さずに発売したところ、このような大ヒットにつながったのでしょう。
つぎに3列目シートを格納した場合も見ていきましょう。
3列目シートを格納することでラゲッジルームの容量は500リットルまで一気に大幅拡大します。
3倍以上広くなったことで大概の荷物の積み込みには困りませんし、アウトドアでも活躍すること間違いなしです。
また、このように3列目シートは50:50の独立可倒式となっております。
必要に応じてレイアウトすることで、状況に応じた積載スペースの確保ができます。
また、3列目シートを格納すれば、ゴルフバックが2つ積載可能です。
横積みが難しいため、斜めにクロスして2つ積載するイメージですね。
最後は2列目シートまで倒した状態です。2列目シートまで倒した際の積載容量が1,680リットルとなり、とても余裕のある積載空間を作ることができます。
他車種の最大積載容量と比較してみました。
※各車種2020年式のモデルを参照しています
クラス | 最大積載容量 |
Bクラス | 1,540リットル |
Cクラスワゴン | 1,480リットル |
Eクラスワゴン | 1,820リットル |
GLAクラス | 1,420リットル |
GLBクラス | 1,680リットル |
GLCクラス | 1,600リットル |
このラインナップの中では2番目に積載量が多いことがわかりました。
GLCクラスよりも積載量が多いということがわかり意外な結果となりました。
実際に最大積載モードの状態を見ていきましょう。
完全なフルフラットではないものの、ここまでの積載スペースが確保できると普段使いで困ることはないですね。
マットレスを敷くことで車中泊にもご利用いただくことができるのではないでしょうか。
つぎは、もっとも活用機会の多い3列目シートの格納について深堀してみましょう。
操作は手動で行いラゲッジスペースからこのように紐を引くことで動作いたします。
このような3列目シートを倒す際に、座面を奥側にはね上げてから背もたれを倒すような車種も多くあります。
GLBクラスに関しては背もたれをただ倒すだけで荷室がフラット状態になることは非常に良い点です。
この動作を日常的に多くこなすことがある方には嬉しい気遣いですね。
つぎは3列目シートを起こしてみました。
同様の動作の逆の動きをすることでシートが立ち上がります。
その際に持ち上げる用の紐も付いているので女性の方でも楽に動かすことができます。
最後に実際に使用してみて気になった点もご紹介いたします。
GLBクラスは2列目シートがリクライニングする仕様となっており、そこがセールスポイントのひとつでもあります。
しかし、リクライニングをした状態ですとこのように3列目シートを倒す際にぶつかってしまい、倒すことができません。
そのため、日常的に3列目を倒すことが多い方は2列目のポジションにも気を遣う必要があります。
最後にフットオープンの使い勝手も見ていきましょう。
一言でいうと感度が良くて使いやすいです。
W205 Cクラスにもフットオープン搭載車種はありますが、センサーが少し奥に配置されていたり、感度が悪かったりするので空振りすることも多く、いずれ使わなくなっていく方もいらっしゃいます。
その点、GLBクラスのフットオープンは改良されていてとても使いやすくてオススメです。
車内のサイズ感
つぎに居住空間についてのご紹介を致します。
運転席
シートポジションを一番低く設定して、乗車した場合のサイズ感を見ていきましょう。
GLBクラスは天井が高く設計されているため、随分と広々としたドライビングポジションを作れます。
身長170cmの男性が乗った際には、天井に拳3個以上もの余裕がありました。
アームレストだけでなく、手首も乗せることができるパームレストのような部分もあり細かい気遣いが感じられます。
2列目シート
続いて後部座席に座った場合のサイズ感をご紹介いたします。
GLBクラスは2列目がとにかく快適に過ごすことができます。
まずこの足元の広さを見てください。見るからに余裕がありますよね。
さきほどの身長170cmの男性のシートポジションで、そのまま後席に同じ男性が座ってみました。
このようにゆったりと座ることができます。
頭上は拳1.5個分程度となり、運転席に比べると少し狭くなりますが全体的な広さがあるため、窮屈感は一切感じません。
このようにアームレストとドリンクホルダーもあり、長時間のドライブも快適です。
また2列目シートの特徴として、スライドして前後することができることが挙げられます。
5人乗車スタイルの際には後ろまで下げて足元を広くし、
7人乗車スタイルの際には前に出して総空間の確保をすることができます。
実際に2列目シートの右側だけ一番前に出してみました。先ほどに比べるとゆとりはずいぶん減った印象です。
3列目シート
最後は皆さんが気になる3列目シートをみていきましょう。
まず3列目シートはメルセデスベンツが公式に発表しているのが、
「乗車時の安全性を保つために身長168cm以下の乗員のみが使用できます」とのことです。
実際に足元空間を見ていきましょう。まずは2列目シートを下げた状態です。
これだと実際に乗車するのは難しそうです。おつぎに2列目シートを一番前に出した状態です。
これなら乗車することはできそうです。実際に乗車してみましょう。
乗り込む際には2列目のシートの肩の部分にあるこのレバーを引きます。
そしてこのように2列目シートを前に倒した状態から3列目に乗り込みます。
実際に乗り込んだ状態がこちらです。
※さきほどの身長170cmの男性が乗り込んでいるので、メーカーが推奨している安全性能を担保できる基準外のため、実際に走行はしておりません
少し窮屈な印象は否めません。しかし、足元空間から受ける印象よりは実際に乗車してみると思ったよりも快適だったそうです。
天井は頭から拳1個入るかどうかといったスペースです。
しかし中央にはドリンクホルダーも2つ完備しており、さらにはサイドにはそれぞれUSBタイプCの端子と小物置きがあるため、スマホやドリンクもそれぞれに置くことができる便利な仕様となっております。
メルセデスベンツは昔から痒い所に手が届くような装備が多いです。
おもてなし心が細部から感じることができるのが大変うれしいですね。
ベンツGLAクラスとGLCクラスとのサイズ比較
最後に、兄弟車であるベンツ GLAクラス、GLCクラスとの比較をしていきましょう。
GLAクラスとGLCクラスとのサイズ比較
項目 | GLA200d | GLB200d | GLC220d |
全長 | 4,415mm | 4,640mm | 4,670mm |
全幅 | 1,835mm | 1,835mm | 1,890mm |
全高 | 1,620mm | 1,700mm | 1,645mm |
ホイールベース | 2,730mm | 2,830mm | 2,875mm |
トレッド(前) | 1,590mm | 1,590mm | 1,620mm |
トレッド(後) | 1,595mm | 1,600mm | 1,615mm |
最低地上高 | 202mm | 202mm | 160mm |
トランクスペース | 425~1,420リットル | 130~1,680mm | 550~1,600リットル |
タイヤサイズ(前/後) | 235/55R18/235/55R18 | 235/55R18/235/55R18 | 235/60R18/235/60R18 |
最小回転半径 | 5.3 | 5.5 | 5.6 |
GLBクラスはGLAとプラットフォームが共有されていて、ボディが少し大きめに造られているのですが、このように比較してみるとGLCよりも全高が高かったり、積載スペースも大きかったりと少し意外な発見もありました。
まとめ
GLBクラスのサイズ感を、写真付きで詳しく紹介しました。
メルセデスベンツ専門店である弊社フォレストインターナショナルでは、状態のよい中古車を多数お取り扱いしています。
本編で登場してきたGLBクラスはもちろんですが、それぞれの先代モデルであるGLAクラスやGLCクラスも併せてご覧いただくことができます。
さらには、通算取り扱い台数10,000台の豊富な実績とノウハウで、ベンツ購入をサポートいたします。
ベンツの購入を検討されていて、気になることがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
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