「ベンツのAMGラインって何?」「アバンギャルドとどこが違うの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ベンツCクラス W205の「AMGライン」と「アバンギャルド」の違いについて、写真つきで詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください。
ベンツCクラス W205のAMGラインとは?
ベンツにはサブブランドとして、AMG社が手掛ける「メルセデスAMG」という仕様があります。
メルセデスAMGは、ベンツの各車種の最上級グレードです。
AMGラインとは、「AMG仕様ではない車にオプションをつけてAMG仕様のようにした車」のことを指します。
AMGラインはいわゆるスポーティーオプションです。
C200のAMGラインにはエアサスがつくため、乗り心地がよいのが大きな特徴です。
快適なドライブを求める場合、AMGラインはよい選択といえるでしょう。
ベンツCクラス W205のAMGラインとアバンギャルドの違いを写真で比較
実際にベンツCクラス W205の「AMGライン」と「C200アバンギャルド」の違いを写真で見ていきましょう。
外観
AMGラインはスポーティーで洗練された外観が特徴です。
おもにフロントスポイラー、リアスカート、サイドスカートがC200アバンギャルドとは異なり、AMGライン特有のデザインが施されています。
また、18インチのAMG 5ツインスポークアルミホイールが装着され、パフォーマンスの向上に役立っています。
フロントスポイラー(グリル)
AMGラインのフロントスポイラーは、グリル部分が台形です。
また、フロントリップが通常モデルと違いメッキになっています。
AMGライン フロントスポイラー(グリル)
C200アバンギャルド フロントスポイラー(グリル)
リアスカート
AMGラインのリアスカートは、ディフューザーのような見た目をしています。
Sクラスをコンパクトにしたようなデザインが人気です。
アバンギャルドはリアのマフラーエンドが造形されている仕様で、実際の穴は空いていません。
AMGライン リアスカート
C200アバンギャルド リアスカート
サイドスカート
AMGラインの特徴は、サイドのデザインが張り出していることです。
フロントからリアにかけて大きくなっていくデザインで、スタイリッシュな印象を与えています。
上から見るとその違いがよく分かります。
AMGライン サイドスカート(正面)
C200アバンギャルド サイドスカート(正面)
AMGライン サイドスカート(上から)
C200アバンギャルド サイドスカート(上から)
18インチAMG 5ツインスポークアルミホイール
AMGラインでは、18インチAMG 5ツインスポークアルミホイールが装着されます。
ブレーキキャリパーにロゴが入っているかどうかが、見分けるコツです。
AMGラインではない車には、ブレーキキャリパーにロゴは入りません。
18インチAMG 5ツインスポークアルミホイールは、すっきりとしたデザインをしています。
ブレーキダストが付着しても目立ちにくく、拭き取りやすいところも嬉しいポイントです。
AMGライン 18インチAMGツインスポークアルミホイール
C200アバンギャルド ホイール
内装
AMGラインの内装には、ARTICO製のレザーダッシュボードやスポーツシートなどが採用されていて、高級感のある仕上がりになっています。
ブラックアッシュウッドインテリアトリム
AMGラインには、ブラックアッシュウッドという木材が使われていて、独自の渋い質感を演出しています。
ブラックアッシュウッドは見た目の美しさはもちろん、木目の手触りがしっかりと感じられる素材です。
ブラックアッシュウッドインテリアトリムは、視覚的な美しさだけでなく、触感にもこだわって作られているので、見た目だけではなく触り心地も抜群です。
AMGライン ブラックアッシュウッドインテリアトリム
C200アバンギャルド インテリア
レザーARTICOシート
AMGラインは、ダッシュボードやシートがARTICO製のレザーです。
このレザーが車内をラグジュアリーな雰囲気に仕上げています。
座り心地も良く、長時間のドライブでも快適に過ごせるシートです。
AMGライン レザーARTICOシート
C200アバンギャルド シート
AMGスポーツステアリング
AMGスポーツステアリングは、ノーマルステアリングよりもグリップが若干太くなっていて、手に馴染みやすい構造をしています。
C200アバンギャルドにはない、レザーディンプル状の加工がついています。
AMGスポーツステアリング
C200アバンギャルド ステアリング
ステンレスアクセル&ブレーキペダル(ラバースタッドつき)
AMGラインのアクセルペダルとブレーキペダルは、高級感のあるラバースタッドつきのステンレス製です。
ステンレス製になることで、スポーティーな印象が強まります。
ステンレスアクセル&ブレーキペダル(ラバースタッドつき)
C200アバンギャルド アクセル&ブレーキペダル
パフォーマンス
AMGラインは、独自の装備によって乗り心地が向上します。
C180はバネサス、C200はエアサス仕様です。
AIR BODY CONTROL(C200 アバンギャルドAMGライン、C200 4MATIC アバンギャルドAMGライン、C220d アバンギャルドAMGラインのみ)
上記モデルのAMGラインのみに装備されるのが「エアボディコントロール」。
いわゆるエアサスペンションです。
エアサスペンションとは、空気バネで走行中の車体の振動や衝撃を和らげる部品のことです。
エアサスペンションが装備されることにより、小さな段差の上を走った際でも非常に滑らかな乗り心地をキープできるため、ストレスフリーな運転ができます。
ベンツCクラス W205のAMGラインのおすすめポイント
ベンツCクラス W205のAMGラインのおすすめポイントについて解説します。
スポーティーな外観
AMGラインは、洗練された外観が特徴です。
フロントスポイラー、リアスカート、サイドスカートの特別なデザインは、力強い印象を与えてくれます。
AMGラインは、よりスポーティーなビジュアルを好む方におすすめのモデルです。
高級感のある内装
AMGラインの内装はARTICO製のレザーやブラックアッシュウッドといった素材が使用されており、車内の雰囲気を一層引き立てています。
またスポーツシートやスポーツステアリング、そしてステンレス製のアクセルペダルとブレーキペダルも装備されているので、ラグジュアリー感を増しつつも運転する楽しさが味わえる絶妙な設計が魅力的です。
乗り心地の良さ
AMGラインの大きなメリットは、「エアボディコントロール」が装備されていることです。
これらの装備は、走行時の安定性を大幅に向上します。
また、走行状況に応じてサスペンションが自動調整されるため、常に快適なドライブを楽しめます。
リセールバリュー
AMGラインは、通常20〜30万円で装備可能なドレスアップオプションです。
非常に人気のあるオプションのため、AMGラインは輸入車の中でもリセールバリューが高いモデルです。
とくにベンツCクラスW205のAMGラインは人気のため、適正価格での買取が望めるでしょう。
AMGラインの買取相場は、通常モデルよりも10〜25%ほど高い傾向にあります。
ベンツCクラス W205 AMGラインの弱点
C200アバンギャルドのAMGラインには、エアサスが装備されています。
エアサスはベンツの中でも故障事例の多い部品となっているため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、HDDナビの故障も多く見られます。
HDDナビは故障すると交換対応になってしまうので、事前のSSD化が重要です。
ベンツは定期的なメンテナンスをおこなえば、長く乗れる車です。
実際に20年間乗り続け、走行距離は30万kmを超えているオーナー様もいらっしゃいます。
参考文献:メルセデス・ベンツ日本公式サイト 2024年オーナー表彰レポート
Cクラスに多い故障事例や修理費用については、以下の記事でも詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
まとめ
ベンツCクラス W205の「AMGライン」と「アバンギャルド」の違いについて、写真つきで詳しく解説しました。
AMGラインは、見た目のスポーティーさと内装の高級感を兼ね備えた特別な仕様です。
とくにC200アバンギャルドのAMGラインにはエアサスが搭載されているため、段差の衝撃を抑えた安定感のある快適な走行が魅力です。
ぜひ一度W205のAMGラインに試乗して、その乗り心地の良さを実感してみてください。
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ベンツの購入を検討されていて、気になることがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
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