ベンツCクラス W205の燃費をモデル別に比較!年間の燃料費も公開

ベンツ知識

「ベンツCクラス W205のなかで燃費の良いモデルは?」「年間の燃料費はどれくらいかかる?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、W205のモデル別の燃費比較、年間の燃料費の目安、燃費を良くする方法などについて詳しく解説しています。

ぜひ最後までお読みください。

ベンツCクラス W205とは?

ベンツCクラス W205は、2014年から2021年まで生産された4代目モデルです。

流線的なデザインの外観が特徴で、洗練された印象を与えるスタイルは今もなお多くのユーザーを魅了しています。

W205には、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッドモデルといった幅広いエンジンオプションが用意されており、多様なニーズに対応できるところが魅力です。

また、先進的な安全装備が充実していることも特徴です。
衝突回避支援システムや自動ブレーキ機能などが標準またはオプションとして装備され、ドライバーや乗員の安全を守る役割を果たしています。

W205は、デザイン、パフォーマンス、安全性においてどれも高いバランスを持っているため、メルセデス・ベンツのブランドイメージを体現しています。

完成度の高い内装と最先端の技術は、多くのユーザーから支持されるポイントです。
さらに、快適な乗り心地を提供するサスペンションシステムが優れている点も人気の理由のひとつです。

W205は、運転の楽しさと快適性が高く評価されている、魅力的な車といえるでしょう。

ベンツCクラス W205のモデル別の燃費比較

ベンツCクラス W205はさまざまなモデルがあり、それぞれ異なるエンジンと燃費性能を持っています。

まずは、C180アバンギャルド、C200アバンギャルド、C220dアバンギャルド、Mercedes-AMG C43 4MATICの燃費や特徴を以下の表で確認しましょう。

【ベンツCクラス W205のモデル別燃費比較(セダンの場合)】

モデル
特徴C180アバンギャルドC200アバンギャルドC220dアバンギャルドMercedes-AMG C43 4MATIC
燃費(JC08モード走行)14.3km/L
(ステーションワゴンは14.1km/L)
13.6km/L18.9km/L9.7km/L
エンジンの種類・シリンダー数DOHC 直列4気筒ターボチャージャー付DOHC 直列4気筒ターボチャージャー付DOHC 直列4気筒ターボチャージャー付DOHC V型6気筒ツインターボチャージャー付
最高出力 kW(PS)/rpm(EEC)115(156)/5,300135(184)/5,800~6,100143(194)/3,800287(390)/6,100
最大トルク N・m(kgf・m)/rpm(EEC)250(25.5)/1,200~4,000280(28.6)/3,000~4,000400(40,8)/1,600~2,800520(53.0)/2,500~5,000
総排気量1,595cc1,496cc1,949cc2,996cc
使用燃料無鉛プレミアム・ガソリン無鉛プレミアム・ガソリン軽油無鉛プレミアム・ガソリン

C180は、1.5リッターの直列4気筒ターボエンジンを搭載していて、エコ性能と快適な走行を両立しています。
エントリーモデルとして、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。

C200は2.0リッターの直列4気筒ターボエンジンを搭載、よりパワフルな走行性能が魅力的です。
加速性能が向上しているので、日常のドライブから長距離移動まで快適に対応できます。

C220dは2.0リッターのディーゼルエンジンを搭載しており、優れた燃費性能が特徴です。トルクが豊富で、力強い走行を実現しています。
とくに長距離走行において、燃費の良さが際立ちます。

C43は4.0リッターのV型6気筒ツインターボエンジンを搭載していて、スポーティな走行性能が魅力です。
AMGモデルとして、パフォーマンスとハンドリングに優れ、運転の楽しさを追求した設計です。

これらの情報を見ると、各モデルの選択肢は燃費だけでなく、出力やエンジンの種類によっても異なることがわかります。

とくにC220dはディーゼルエンジンのため、燃費性能が優れており、長距離走行に適しています。

C43はスポーツ性能を重視しており、パフォーマンスを求めるドライバーに適しているといえるでしょう。

続いては、年間の燃料費がどのくらいになるのかを計算しましょう。

年間1万キロ走行した場合の燃料費は、以下の表のとおりです。

【年間1万キロ走行した場合の燃料費】

モデルC180アバンギャルドC200アバンギャルドC220dアバンギャルドMercedes-AMG C43 4MATIC
燃料費127,972円134,559円79,894円188,660円

※ハイオク183円、軽油151円とした場合


年間1万キロ走行した場合の燃料費は、とくにC220dアバンギャルドが安く抑えられることが分かります。

ベンツCクラス W205には多彩なモデルが用意されており、それぞれ異なる特徴が魅力です。
これらのモデルの中から、自分のライフスタイルに合った一台を選ぶことが大切です。

たとえば、日常の通勤や買い物といったドライブを楽しむのか、長距離ドライブやアウトドアを楽しむのかによって、重視すべきポイントが異なります。

燃費を考慮しながら、走行距離や使用頻度に合わせてモデルを選びましょう。

ベンツCクラス W205の燃費に影響する故障

ベンツCクラス W205の燃費に影響する故障について解説します。

Noxセンサーの故障

NOxセンサーに不具合が起きると、燃費が悪くなる場合があります。

NOxセンサーは、ベンツの中でも故障事例がトップクラスの部品であり、故障した場合の修理費用は純正部品だと10万円と高額です。

車種によってはNOxセンサーが複数装備されている場合があり、すべてが故障してしまうと、修理費用はディーラーの場合で数十万円になるケースもあります。

NOxセンサーの純正品は、2025年現在半導体不足の影響で欠品が続いているため、入手困難な状況にあり、調達に1ヶ月以上かかる場合もあるでしょう。

一方でベンツ専門店で修理をすれば、社外品を利用して素早く修理できて、コストも大幅に抑えられます。

また、頻繁にエンジンチェックランプが点灯する場合は、NOxセンサーの感度が良すぎて過剰反応しているかもしれません。

このような場合は、NOxセンサーを鈍感化または無効化させると、修理に関する悩みを減らせます。

Noxセンサーついてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

ぜひ併せてご覧ください。

燃料フィルターの故障

燃料フィルターは、燃料に含まれる不純物をろ過するための部品です。

燃料フィルターが詰まると、エンジンへの燃料供給が適切におこなわれず、燃費が悪くなることがあります。

エンジンが始動しにくいときや、エンジン始動時に異常な振動や音がする場合などは、燃料フィルターの故障が考えられるでしょう。

走行距離が10万キロを超えた頃から、燃料フィルターの故障が目立つ傾向があります。

燃料フィルターの故障を放置すると、燃料供給が途絶えて走行中にエンジンが突然停止することがあり、非常に危険です。

安全に運転するためにも、エンジンの動作異常を感じたときにはすぐに車を修理に出しましょう。

ベンツCクラス W205の燃費を良くする方法

ベンツCクラス W205の燃費を良くする方法について解説します。

渋滞を避けて運転する

渋滞を避けて運転することは、車の燃費を良くするために効果的です。

車は走行中の加減速が少ないほど燃料が良くなります。
渋滞時に運転した場合、発進と停止を頻繁に繰り返すことになるため、燃費が悪くなってしまうのです。

渋滞を避けるためには、余裕をもって出発しましょう。
出発前に交通情報やカーナビを活用して目的地やルートを確認して、時間に余裕のあるスケジュールを立てます。
出発後もときどき交通情報を確認し、渋滞を避ける運転を心がけると、燃費を向上できるでしょう。
1時間のドライブ中に10分間余計に走行すると、燃費が約17%増加するというデータもあります。

このように渋滞を避けて走行すると、無駄なアイドリングや急加速を避けられるので、燃費の向上が期待できるでしょう。
さらに、渋滞を避けることでエンジンへの負担が軽減され、結果的に車の寿命を延ばすことにもつながります。

参考文献:環境省 エコドライブ10のすすめ

エアフィルターを掃除する

エアフィルターの掃除は、車の燃費を良くするために有効です。

エアフィルターはエンジンに供給される空気を清浄に保つ役割を果たす部品です。
エアフィルターに汚れやほこりが蓄積すると、空気の流れが妨げられてエンジンの性能が低下してしまいます。
その結果、燃費の悪化につながると言われています。

例えば、汚れたエアフィルターがエンジンに必要な空気を十分に供給できない場合、不完全燃焼を引き起こす可能性があるでしょう。
この状態が続くとエンジンの出力が低下し、さらに燃費が悪化してしまいます。

燃費の悪化を防ぐための一時的な対策として、エアフィルターの掃除が効果的です。

ウレタンなどでできているエアフィルターは、市販の洗浄液などを使用して洗浄しましょう。
紙や不織布でできているエアフィルターの場合、洗浄はできません。
綿棒などの柔らかいもので、フィルターについたほこりや汚れを払います。
エアーブローでほこりや汚れを吹き飛ばす方法もありますが、空気の勢いが強すぎるとフィルターを痛めてしまうので注意しましょう。

エアフィルターが劣化している場合は、掃除だけでは一時的な効果しか得られません。
エアフィルターは3万キロを超えたあたりで、新品に交換することが推奨されています。

新品のエアフィルターは通気抵抗が少なく、エンジンに必要な空気をスムーズに供給できるので、燃費改善につながります。
また、清浄なエアフィルターを使用すると、エンジン内部の汚れや摩耗が防げるので、エンジンの寿命を延ばす効果が期待できるでしょう。

エアフィルターの定期的な掃除や交換は、燃費向上だけでなくエンジンのパフォーマンス維持にもつながります。
エンジンのパフォーマンスを保つことで、長期的なメンテナンスコストを抑えられるのです。

日頃からエアフィルターの状態をチェックし、適切なメンテナンスを心掛けましょう。

エンジンオイルを交換する

車の燃費を良くするには、エンジンオイルの交換も効果的です。

エンジンオイルは、エンジン内部の部品を潤滑し、摩擦を減少させる役割をしています。
しかし時間の経過とともにオイルが劣化すると、潤滑性能が低下します。
オイルの劣化によってエンジンの動きが鈍くなり、燃費が悪化してしまうでしょう。

新しいエンジンオイルに交換すると、エンジン内部の抵抗が軽減され、燃料の消費を抑える効果が期待できます。
とくにオイルが汚れている場合や劣化が進んでいる場合は、交換後に燃費が向上するケースが多く見られます。

エンジンオイルの交換は定期的におこなうことが重要です。
交換をせずに放置していると、エンジンの性能低下だけでなく、燃費の悪化やエンジンの故障リスクの増加につながる恐れがあるため危険です。
定期的にメンテナンスをおこなうことで、エンジンの寿命を延ばし、燃費の良い状態に保てるのです。

さらに、エンジンオイル交換はエンジン内部の汚れを取り除く効果もあります。
そのため、オイル交換をするとエンジンの冷却性能も向上するでしょう。

エンジンオイルは時間とともに酸化が進み劣化します。
エンジンオイルの交換目安は、ガソリン車の場合1万5千キロまたは1年ごとです。


エンジンオイルを定期的に交換することで、燃費の向上に繋がります。

参考文献:JAF エンジンオイルの交換時期は、どのように判断するのですか?

燃料添加剤を使う

燃料添加剤は、車の燃費を良くするために効果的です。

燃料添加剤は、エンジン内部に蓄積された汚れを洗浄し、燃焼効率を向上させることで、燃費を向上させます。

燃料添加剤の効果を持続させるためには、定期的な使用が重要です。
一度だけの使用では限定的な効果にとどまる場合が多いため、燃料添加剤を使うときは長期的な視点で利用しましょう。

燃料添加剤の効果は、車の状態や選ぶ添加剤の種類に左右されるため、適切な製品選びが大切です。
たとえば、ガソリン車用とディーゼル車用では使用する添加剤が異なるため、購入時には車種やエンジン形式に適合した製品を選ぶ必要があります。

また、燃料添加剤には洗浄に特化したものや燃費改善効果の高いものなど、さまざまな特徴があります。
自分が求める効果を明確にしたうえで、燃料添加剤を選びましょう。

初めて燃料添加剤を使用する際には、使い切りサイズの製品がおすすめです。
使い切りサイズは効果を試しやすく、次回以降の選択にも役立ちます。

燃料添加剤は、正しく選んで適切に使用することで、車の燃費改善に役立つ便利なアイテムです。

まとめ

ベンツCクラス W205のなかでとくに燃費の良いモデルは、C220dアバンギャルドということが分かりました。

W205にはさまざまなモデルがあり、それぞれ異なる特徴が魅力的です。

燃費を考慮しながら、走行距離や使用頻度に合わせてモデルを選びましょう。

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ベンツの購入を検討されていて、気になることがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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