「ベンツの車検費用はなぜ高いの?」「車検費用を安くする方法ってあるの?」と思っている方は多いのではないでしょうか?
車検費用は、できる限り安く抑えたいですよね。
ベンツの車検費用を安くするポイントは、「車検基本料金が安くて、信頼できる技術を持つ業者に依頼する」ことです!
この記事では、「ベンツの車検費用をできるだけ安く抑えつつ、満足のいくサービスを受けたい」という方向けに、ベンツの車検費用を抑える方法、信頼できる業者の見つけ方について詳しく解説します。
「ベンツの車検費用を安くするポイント」を知っているかどうかで、車検費用を数万円単位で安くできます。
ぜひ最後までお読みください!
ベンツの車検費用の相場
ベンツの車検費用は、「法定費用」「車検基本料金」「整備費用」から構成されています。
「法定費用」は、国や保険会社に支払う費用です。
車両の重量や車種によって金額の違いはありますが、どこで車検を受けても金額は変わりません。
ただし認証工場と指定工場では、500円前後の印紙代の差があります。
「車検基本料金」は、車検を依頼する業者に対して支払う費用です。
車検をおこなうための点検費用と、検査に必要な書類や手数料などが含まれています。
車検基本料金は、車検取扱業者によって金額が異なります。
「整備費用」は、車検を通過するための整備にかかる費用です。
整備費用も、車検取扱業者によって金額が異なります。
ここからは、車検取扱業者ごとの特徴を説明します。
ディーラーで車検を受ける場合
ディーラーは自社の車に詳しく、専門的な知識を持っています。
安心の整備や保証が受けられるのがディーラーのメリットです。
ディーラーでは、車検を通すための点検以外にも、様々な項目の点検がおこなわれます。
細かい予防整備で、故障を予防できるのが、ディーラーの大きな特徴でもあります。
安心して車検を任せられる一方で、ディーラーの車検基本料金はかなり高額です。
ディーラーの修理では純正部品を使用するため、パーツ代が高くなります。
ディーラー車検は信頼性は高いですが、ほかの業者に比べると多額の出費をともないます。
ディーラ車検の特徴
・直営店ならではの質の高い整備
・車検以外の項目の予防整備
・費用が高額
一般店で車検を受ける場合
一般店とは、民間車検場、カー用品店、ガソリンスタンドなどです。
一般店での車検の特徴は、車検基本料金が安いことです。
一般店では、車検を通過するための最低限の整備のみをおこなう場合が多いです。
予防整備が少なく、スピーディーな検査が特徴です。
安くて早い車検は魅力的ですが、ベンツの修理に慣れていない工場が多いです。
整備が必要になったときに、部品の在庫があるのか、対応できる整備士はいるのか、といった不安な部分もあります。
民間車検場の特徴
・早い、安い
・最低限の整備
・ベンツに詳しくない工場も多い
専門店で車検を受ける場合
ベンツ専門店では、ベンツに特化した技術を持つ整備士が車検をおこないます。
専門店はベンツの修理の経験を積んでいるので、信頼性が高いです。
また専門店では、ディーラーでは使われない優良社外品や、中古品、リビルト部品(新品に近い状態の再利用部品)を使用することで、部品代を安くできます。
必要以上に予防整備をしないので、ディーラー車検よりも車検基本料金を安く抑えられます。
特に優良社外品に関しては、純正部品より大幅に安く、純正では故障が多かった部品も優良社外品では故障もしづらく対策されているケースもよくあります。
ときにはベンツのマークが無いだけで部品は一緒といったケースもあり、それだけで数万円単位で値段が変わることもしばしばあります。
こういった部品を活用できるのは知識や経験のある専門店の特権となります。
安心して愛車を預けられて費用も安いベンツ専門店の車検は、ディーラーと一般店の良いとこ取りと言えます。
専門店車検の特徴
・ベンツに特化した技術を持つ整備士が検査
・ディーラー車検よりも安価
・リビルト部品の使用と最低限の予防整備でコストダウン
ベンツの車検にかかる費用の内訳は?
車検にかかる費用の内訳は、「法定費用」「車検基本料金」「整備費用」です。
ここからは、ベンツの車検にかかる費用の内訳について、それぞれ詳しく説明します。
法定費用
法定費用は、どこで車検を受けても変わりません。
国産車と輸入車でも費用は同じです。
法定費用を把握しておけば、車検にかかる最低金額が分かります。
法定費用の内訳は、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代です。
自動車重量税
自動車重量税とは、車の重量や経過年数に応じてかかる税金です。
新規検査(新車登録時の車検)と継続検査(2回目以降の車検)で税額が異なります。
新車の車検は基本的に3年分、2回目以降の車検では有効期間に応じて1年または2年分をまとめて支払います。
エコカー減税制度があり、一定のエコ基準を満たした車は、下記のとおり重量税の減税または免除が受けられます。
令和12年度(2030年) 燃費基準120%以上達成 | 免税 |
令和12年度(2030年) 燃費基準90%以上達成 | 免税 |
令和12年度(2030年) 燃費基準75%以上達成 | 50%軽減 |
令和12年度(2030年) 燃費基準60%以上達成 | 25%軽減 |
国土交通省【乗用車 エコカー減税 (自動車重量税) の概要】
【自動車重量税 新規検査の場合】(2024年9月現在)
自家用乗用車 (3年分) | エコカー | エコカー外 | |||
車両重量 | 免税された場合 | 本則税率 | 50%減 | 25%減 | 軽減なし |
0.5t以下 | 0円 | 7,500円 | 3,700円 | 5,600円 | 12,300円 |
~1t | 0円 | 15,000円 | 7,500円 | 11,200円 | 24,600円 |
~1.5t | 0円 | 22,500円 | 11,200円 | 16,800円 | 36,900円 |
~2t | 0円 | 30,000円 | 15,000円 | 22,500円 | 49,200円 |
~2.5t | 0円 | 37,500円 | 18,700円 | 28,100円 | 61,500円 |
国土交通省【新車新規登録を受ける場合】
【自動車重量税 継続検査の場合】(2024年9月現在)
継続検査の場合は、車が新規登録されてから経過した年数によって税額が分けられています。
自家用乗用車 (2年分) | エコカー | エコカー外 | |||
車両重量 | 免税された場合 | 本則税率 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
0.5t以下 | 0円 | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
~1t | 0円 | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
~1.5t | 0円 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
~2t | 0円 | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
~2.5t | 0円 | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
国土交通省【継続車検を受ける場合】
自賠責保険料
自賠責保険料とは、自賠責保険に加入する際に支払う費用です。
自賠責保険とは、交通事故によって人を怪我させてしまったときや、死亡させてしまったときに、被害者の救済のために支払われる保険です。
車を運転する人全員に加入が義務づけられています。
自賠責保険は1ヶ月ごとの金額が定められていて、契約期間は1ヶ月単位で任意に設定できます。
新車登録時の車検は3年後になるため、36ヶ月または37ヶ月分の保険料を支払う場合が多いです。
その後の継続検査については、車検の有効期間である2年にあわせて、24ヶ月または25ヶ月分の保険料を支払うケースが多いです。
自賠責保険料は、住んでいる地域、車種、用途、加入期間によって保険料が変わります。
自家用乗用車の場合、保険料は下記のとおりです。
【新規検査の場合(新車登録時の車検)】
自家用乗用車 24,190円
【継続検査の場合(2回目以降の車検)】
自家用乗用車 17,650円
※2024年9月現在
※いずれも離島・沖縄県以外に適用される料金
※自家用乗用車は白の3・5・7ナンバー車
国土交通省【自動車損害賠償責任保険基準料率】
印紙代
印紙代とは「自動車審査証紙」と「自動車検査登録印紙」を購入する際にかかる料金です。
新規検査(新車登録時の車検)と継続検査(2回目以降の車検)で税額が異なりますが、普通自動車の印紙代は、いずれも合計で2,500円前後です。
車検をおこなう工場が「認証工場」か「指定工場」かによっても税額が変わります。
印紙代が安いのは「指定工場」です。
認証工場と指定工場の印紙代の差は、500円前後です。
国土交通省【登録・手数料一覧表】
車検基本料金
車検基本料金とは、車検を依頼する業者に支払う費用です。
車検基本料金の内訳は、法定24ヶ月点検の整備費用、測定検査料、事務手数料などが含まれます。
車検基本料金は、業者によって金額が変わります。
整備費用
整備費用とは、おもに部品の交換費用です。
車検を通過するための点検や整備過程で交換部品が必要になったときは、この費用が発生します。
業者によっては、車検基本料と一緒になっている場合もあります。
ベンツの車検費用が高いと言われる理由
ベンツの車検費用が高いと言われる原因は、おもに高額な修理費や部品代にあります。
交換部品が高い
ベンツは、定期的な消耗部品の交換によって、高性能を発揮するよう設計されています。
そのため、国産車よりも部品交換の頻度が高い傾向にあります。
ベンツの純正部品は海外製なので、国産車より部品代が高いことも車検費用が高額になる原因としてあげられます。
それに加え、車は使用年数や走行距離が長くなるにつれて経年劣化します。
車検の回数を重ねるほど、部品の交換費用が増え、車検費用は高くなっていきます。
車検基本料金が高い
車検基本料金は、車検取扱業者が自由に金額を設定できます。
基本料金は、業者によって様々です。
なかでもディーラーは、車検基本料金が高く設定されています。
基本料金が高い業者に車検を依頼すると、車検費用は高くなります。
工賃が高い
工賃は、ディーラーや整備工場がそれぞれで金額を設定しています。
整備の数が増えるほど、工賃も高くなっていきます。
ベンツの車検費用を安くする6つの方法
ここからは、ベンツの車検費用を安くする具体的な方法を紹介していきます。
1.ディーラー以外の民間業者に車検を依頼する
安心して車検を受けられるディーラーは魅力的ですが、車検費用が高額です。
一方で民間業者では、ディーラーよりも安い費用で車検を受けられます。
業者を選ぶ際のポイントは、「リビルト部品や中古部品を扱っている業者を選ぶ」ことです。
リビルト部品とは、新品に近い状態の再利用部品のことです。
純正部品は高額です。
リビルト部品や中古部品を使って修理すれば、かなりのコストダウンが見込めます。
また、「ベンツ整備の経験が豊富な業者を選ぶ」ことも重要なポイントです。
ベンツに特化した専門店を選べば、車検費用を抑えられます。
なぜベンツ専門店を選ぶのが重要なのか、例をあげて説明します。
たとえば、交換パーツがアッセンブリー(複数の部品が組み合わさったもの)だった場合、ベンツの整備に慣れていない業者だと、交換対象の部品のみでなく、いくつも組み合わさった部品をまるごと交換するというケースも少なくありません。
本来ならば、ひとつの部品のみの交換でよいところを、付随する複数の部品も交換されてしまうため、車検費用が高額になるのです。
一方ベンツ専門店は、対象の部品のみをピンポイントで交換できる技術を持っています。最低限の部品交換によって、車検費用を安く抑えられます。
2.自分で部品を準備する
交換部品は、自分で用意ができます。
部品はインターネットの通販などで安く手に入ります。
部品を自分で調達して車検に持ち込むと、車検費用を大幅に減らせます。
が、しかし!
ネットの適合情報では誤っているケースや、値段は安いけど絶対に取り付けないほうがよい粗悪品もあるため、ご自身で判断が難しい方はやめた方がよいです。
※工賃が持ち込み料金になり大幅に割り増しになることもあるためそこも要確認です
3.複数の業者から見積もりを取る
車検費用を安く抑えるためには、相見積もりを取るのもおすすめです。
業者によってサービス内容や料金は様々です。
複数の業者で見積もりを取り、金額とサービスの両方に納得できる業者に車検を依頼しましょう。
4.メーカー保証を利用する
ベンツのメーカー保証には様々なプログラムがあります。
新車購入時の「メルセデス・ケア」、メルセデス・ケア終了後に加入できる「メンテナンス・プラス」をはじめ、種類は様々です。
保証プログラムによっては、無料で定期交換部品や消耗部品を交換してもらえます。
5.壊れる前にメンテナンスで予防線を張る
車の状態が悪いと、車検のタイミングで整備や部品交換が増えます。
車検費用を安く抑えるためには、日ごろのメンテナンスが重要です。
6.特典やキャンペーンを利用する
キャンペーンや割引を実施している業者もあります。
これらの特典を利用すると、お得に車検が受けられます。
まとめ
車検基本料金が安くて信頼できる業者に車検を依頼し、費用を安く抑えましょう!
メルセデスベンツ専門店である弊社フォレストインターナショナルは、専門店ならではの整備技術と、独自の部品入手ルートで「安心・安価」を実現しており、大変ご好評いただいています。
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気になることがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。