写真付き!ベンツCクラスW205のサイズ感をシーン別に解説

ベンツ知識

「ベンツCクラスW205のサイズはどれくらい?」「W205って小回りは利くの?」「機械式駐車場にちゃんと入る?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

カタログの数字だけでは、大きさのイメージは湧きにくいと思います。

この記事では、W205のサイズ感を詳しく知りたい方向けに、駐車や運転のときの取り回し、また車内の広さについて、写真付きで詳しく解説しています。

この記事を読むことで、W205のサイズ感がわかります。

ぜひ最後までお読みください。

ベンツCクラスW205とは?

ベンツCクラスW205とは、メルセデス・ベンツ4代目Cクラスのセダンを指します。
W205は、2014年7月から2021年6月まで販売されました。
上質なデザインと運転のしやすさから、現在も国内で人気の車種です。

2018年7月にマイナーチェンジが発表されたことから、生産時期によって、前期と後期に分けて呼ばれています。
前期と後期の分け方は、以下のとおりです。

名称生産時期
前期2014年7月~2018年6月
後期2018年7月~2021年6月

それでは、W205のカタログサイズを見ていきましょう。

ベンツCクラスW205のサイズ

ベンツCクラスW205のカタログサイズは、どのくらいでしょうか。
ここでは、C200アバンギャルドの大きさを紹介します。

前期と後期それぞれの大きさは、以下の表のとおりです。

ベンツCクラス W205 C200アバンギャルドのサイズ

項目前期後期
全長4,690mm4,690mm
全幅1,810mm1,810mm
全高1,435mm1,425mm
ホイールベース2,840mm2,840mm
トレッド(前)1,565mm1,565mm
トレッド(後)1,550mm1,550mm
最低地上高120mmーmm
トランクスペース445L435L
タイヤサイズ(前/後)225/50R17/225/50R17225/50R17/225/50R17
最小回転半径5.1m5.2m

※ほかのグレードとは、数センチ程度のサイズ差があります

前期と後期のサイズは、大きな違いはありません。
前期よりも後期のほうが、全高が10mm低く、トランクスペースが10L少なくなり、よりコンパクトになっていることが分かります。

数字だけ見ても、なかなかイメージが湧きにくいと思います。
次の項目からは、写真付きでW205のサイズ感について詳しく解説していきます。

ベンツCクラスW205に乗ったときのサイズ感

ここでは、写真付きでベンツCクラスW205「C200 アバンギャルド AMGライン」に実際に乗る際のサイズ感を解説します。

小回り

W205のメリットは、何といっても「小回りが利く」ことです。

車の小回りのよさを判断する数値に、最小回転半径があります。
最小回転半径とは、ハンドルを左右どちらかに全切りして回ったときに、一番外側のタイヤの中心が描く円の半径のことです。
最小回転半径が小さいほど、曲がりやすく駐車しやすい、小回りが利く車といえます。

最小回転半径が5.5m以上になると、細い道や入り組んだ道では小回りが利かず、不便に感じる場面が増えます。

W205の最小回転半径は、前期が5.1m、後期が5.2mです。
重厚な見た目でありながら、コンパクトカー並みに小回りが利く、日本の道路に合う車となっています。

参照元:グーカタログ https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/AQUA/10152922/

トヨタを代表するコンパクトカーのアクアの最小回転半径は5.3m

アクアの全長×全幅が4,050×1,695mmと

なんとW205の方が640mmも全長が長いにもかかわらず、小回りが利くとの結果となりました。

駐車場とのサイズ感

W205を駐車場に駐車した場合、どのようなサイズ感になるでしょうか。
以下に、都心部の一般的な機械式駐車場のサイズと、W205とのサイズ比較表を作成しました。

項目機械式駐車場のサイズ制限W205前期のサイズW205後期のサイズ
車長 5,050mm以下4,690mm4,690mm
車幅1,850mm以下1,810mm1,810mm
車高1,550mm以下1,435mm1,425mm

※ベンツCクラス W205 C200アバンギャルドの場合
※機械式駐車場のサイズ制限は、場所によって異なります

W205は、一般的な機械式駐車場に問題なく入る大きさであることが分かります。

ただし、古いマンションなどの機械式駐車場では、車幅制限が1810mmに設定されているものがあり、駐車できない可能性があります。
このような古い駐車場は、現在はかなり少なくなっているので、生活するうえで気にする心配はほぼありません。

W205を実際に機械式駐車場に入れたときは、以下の写真のようなサイズ感です。

W205は、そのほかの駐車場にも、基本的に問題なく駐車できます。

ここまでは、運転時のサイズ感について紹介しました。

次は、車内のサイズ感について詳しく見ていきましょう。

トランクのサイズ感

W205のトランクのサイズ感について紹介します。
前期は445L、後期は435Lと、ゴルフバック3セットほどが入る充実の容量です。

奥行きも充分あるため、ベビーカーや、中型犬程度のクレートも積載可能です。
2~3日の旅行の場合でも、大人4人分の荷物がしっかり入ります。

この大きさであれば、普段使いで不自由はないでしょう。

W205 セダンのトランクルーム
S205 ステーションワゴンのラゲッジスペース

車幅がコンパクトなこともあり、トランク開口部は、一見すると狭く感じるかもしれません。
しかしながら、トランクリッドが大きく跳ね上がることによって見晴らしがよくなり、荷物の出し入れがしやすく、不便さは特に感じません。

W205のトランクは、後部座席を倒すことで、積載スペースの拡張が可能です。

トランク内にあるレバーを引くと、後席が自動で前に倒れます。

指一本で軽々倒せるため女性でも安心です。

セダンのトランクスルーレバー
ステーションワゴンのレバー

後部座席は4:2:4で分割ができ、倒す席を自由に変えられます。
乗車人数や荷物の量に合わせて、トランクの広さを柔軟に変更できます。

トランク床面と、倒した後部座席の境目はなだらかで、段差が気になりません。
長いものを積むときも、段差に引っかかる心配がないので、安心して荷物を積めます。

W205のトランクは、容量の多さに加え、自由度の高い設計が魅力です。
普段使いはもちろん、旅行などさまざまな場面で活躍するでしょう。

W205 Cクラスの特徴として4:2:4で後席シートの分割ができることが挙げられます。

中央のみの可倒が可能なのですが、こちらのヘッドレスト横のレバーでワンタッチですぐに倒れます。

このようにサイド部にはくぼみもあり、長い荷物の横積みにも大活躍致します。

普段あまり使わないものはこのように床下収納にしまうこともできます。

純正でランフラットタイヤを採用していることから、スペアタイヤが積載されていないので、

床下スペースも広々と活用することができます。

電動リアゲート採用車は、このようなボタンひとつでトランクの開け閉めができます。

車内のサイズ感

ここでは、車内のサイズ感について紹介します。

運転席

W205の運転席と助手席は、シートポジションが自由に調整できます。
シートポジションは記憶できるので、運転手を交代した場合でも、すぐに自分の位置に戻せて非常に便利です。

シートポジションは、ドアの側面にあるスイッチで調節します。

シートポジションを一番低く設定して、乗車した場合のサイズ感を見ていきましょう。

身長183cmの男性が、シートポジションを一番低くして座った場合、頭と天井の間は拳2個分ほどの余裕があります。
圧迫感を感じず、帽子をかぶっていても問題なく乗れるくらいのスペースです。

運転席からの見晴らしはどうでしょうか。
さきほどのポジションから、運転席からどう見えるか、ご覧ください。

フロントガラスが大きく、見晴らしは良好です。
フロントピラーは太すぎず、角度も寝かせてあるため、視界を邪魔しません。

運転席はゆったりとした設計で、視界も広々としています。
安全かつ快適に運転できる構造は、長距離ドライブにおいても魅力的です。

続いては、後部座席のサイズ感を見ていきましょう。

後部座席

後部座席に座った場合のサイズ感を紹介します。

さきほどの身長183cm男性のシートポジションで、そのまま後席に同じ男性が座ってみました。

運転席の裏面中央にはでっぱりがありますが、ちょうど膝の位置が窪んでおり、少し開脚気味で座ると足元は充分な余裕があります。

頭と天井の間は、拳1分個ほどの空間が確保されています。

この男性のように身長183cmとなると後席の頭部分は少し窮屈な印象です。

ですが、身長170cm程度の方であれば割と余裕をもって座ることができるのではないでしょうか。

後部座席からの見晴らしは、どのような印象でしょうか。

運転席と助手席の空間からの見晴らしは、広々としていて良好です。
後部座席に座る人も、充分景色が楽しめます。

左右の窓からの見晴らしもいいので、後部座席でも窮屈さを感じません。


このように、後席には収納式のアームレストやドリンクホルダーも装備されており

大人が4人乗っても、快適に長距離ドライブが楽しめます。

W205のサイズ感を、写真とともに紹介しました。

ぜひ一度W205に試乗し、写真では伝わりきれない運転しやすさと快適さを体感してみてください。

最後に、W205のライバル車と言われている、BMW3シリーズとの大きさを比較してみましょう。

ベンツCクラスW205とBMW3シリーズのサイズ比較

BMW3シリーズ 320i Mスポーツと、ベンツCクラスW205 C200アバンギャルドのサイズを比較してみましょう。
以下の表をご覧ください。

ベンツCクラスW205とBMW3シリーズのサイズ比較

項目BMW 3シリーズ 320i MスポーツベンツCクラス W205後期 C200アバンギャルド
全長 4,720mm4,690mm
全幅1,825mm1,810mm
全高1,440mm1,425mm
ホイールベース2,850mm2,840mm
トレッド(前)1,585mm1,565mm
トレッド(後)1,570mm1,550mm
最低地上高141mmーmm
トランクスペース480L435L
タイヤサイズ(前/後)225/45R18/255/40R18225/50R17/225/50R17
最小回転半径5.3m5.2m

ライバル車であるBMW3シリーズと比べると、W205のほうが全体的にコンパクトで、最小回転半径が小さいため、小回りが利く車といえるでしょう。
車幅を見ても、W205のほうが機械式駐車場に入れやすくなっています。

トランク容量はBMW3シリーズが多いですが、その分後部座席に窮屈さを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

どちらも人気のある良質な車なので、BMW3シリーズとベンツCクラスW205で迷った場合は、ぜひ両方とも試乗をおすすめします。

試乗の際には、カーブや駐車するときの小回りの感覚にも注目してみてください。

まとめ

W205のサイズ感を、写真付きで詳しく紹介しました。

W205は小回りが利くので、日本の道や駐車場でも扱いやすい車です。
車内はゆとりがあり、トランク容量も多いため、長距離ドライブや旅行でも快適に過ごせます。

ぜひ一度W205に試乗して、写真だけでは分からない「運転のしやすさ」を実感してみてください。

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ベンツの購入を検討されていて、気になることがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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