「運転が苦手だけどベンツ Aクラスは運転できるかな」「荷物はたくさん積めるのかな」「兄弟車のBクラスも少し気になる・・・」
と、ベンツ Aクラスのサイズ感に対して疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではベンツ Aクラス W177型のサイズ感について徹底解説しております。
最後までこの記事をご覧いただくことで、駐車や運転の取り回し、室内空間についてイメージを沸かせていただくことができるかと思います。
最後には兄弟車であるベンツ Bクラスとのサイズ比較もしております。
是非とも最後までご覧いただけますと幸いです。
ベンツ Aクラス W177とは?
ベンツ Aクラス W177とは、メルセデス・ベンツ 4代目Aクラスのことを指します。
W177は2018年10月から現在(2024年11月)まで販売されている現行型のAクラスとなります。
先代モデルのW176から高級感と走行性能がグッと上昇しており、非常に人気のモデルとなっております。
現在(2024年11月)はW177 後期モデルが販売されており、このモデルを最後にAクラスは生産が終了すると噂されております。
そのため、将来的には台数がどんどん少なくなりプレミア価格になるかも!?と期待の呼び声も高いことも魅力のひとつです。
前期・後期モデルは下記の通りとなります。
モデル | 生産時期 |
前期 | 2018年10月~2023年1月 |
後期 | 2023年2月~ |
ベンツ Aクラス W177のサイズ
さっそく、ベンツ Aクラス W177のカタログサイズを見てみましょう。
ここではA180のグレードを基に大きさを紹介します。
前期・後期の大きさはそれぞれ下記の表のとおりとなります。
項目 | 前期 | 後期 |
全長 | 4,419mm | 4,430mm |
全幅 | 1,796mm | 1,800mm |
全高 | 1,423mm | 1,440mm |
ホイールベース | 2,729mm | 2,730mm |
トレッド(前) | 1,570mm | 1,570mm |
トレッド(後) | 1,560mm | 1,555mm |
最低地上高 | 130mm | 125mm |
トランクスペース | 370~1,210リットル | 355~1,195リットル |
タイヤサイズ(前/後) | 205/60R16/205/60R16 | 205/55R17/205/55R17 |
最小回転半径 | 5.0 | 5.0 |
※グレードによって数センチ程度の差がございます
前期・後期型を比較してみても大きなサイズ差はありませんでした。
しかし、後期型になることにより荷室が狭くなることが少し意外でした。
つぎの項目で実際に写真を見ながらW177 Aクラスのサイズ感について詳しく解説していきます。
ベンツ Aクラス W177に乗ったときのサイズ感
ここでは、写真付きでベンツ Aクラス W177 A180に実際に乗る際のサイズ感を解説します。
小回り
W177 Aクラスのメリットは、何といっても「小回りが利く」ことです。
車の小回りのよさを判断する数値に、最小回転半径があります。
最小回転半径とは、ハンドルを左右どちらかに全切りして回ったときに、一番外側のタイヤの中心が描く円の半径のことです。
最小回転半径が小さいほど、曲がりやすく駐車しやすい、小回りが利く車といえます。
最小回転半径が5.5m以上になると、細い道や入り組んだ道では小回りが利かず、不便に感じる場面が増えます。
W177 Aクラスの最小回転半径は、前期・後期型共に5.0mです。
トヨタを代表するコンパクトカーのアクアの最小回転半径は5.3m
アクアの全長×全幅が4,050×1,695mmと
なんとW177 Aクラスの方が380mmも全長が長いにもかかわらず、小回りが利くとの結果となりました。
駐車場とのサイズ感
W177 Aクラスを駐車場に駐車した場合、どのようなサイズ感になるでしょうか。
以下に、都心部の一般的な機械式駐車場のサイズと、W177 Aクラスとのサイズ比較表を作成しました。
項目 | 機械式駐車場のサイズ制限 | W177 Aクラス前期 | W177 Aクラス後期 |
車長 | 5,050mm以下 | 4,419mm | 4,430mm |
車幅 | 1,850mm以下 | 1,796mm | 1,800mm |
車高 | 1,550mm以下 | 1,423mm | 1,440mm |
※ベンツAクラス W177 A180の場合
※機械式駐車場のサイズ制限は、場所によって異なります
W177 Aクラスは、機械式駐車場でも気にせず駐車することができます。
一般的な平置き駐車場に停める場合でも、全幅が1,800mm以下のため余裕を持って駐車できるでしょう。
トランクのサイズ感
お次は車内のサイズ感について詳しくみてきましょう。
W177 Aクラスのラゲッジスペースのサイズ感について紹介いたします。
前期型が370~1,210リットル、後期型が355~1195リットルとなっております。
ベビーカーや日常の買い物バッグ程度であれば楽に積み込みできるでしょう。
スーツケースやボストンバッグも積み込めるため、2泊3日程度の旅行もこれ一台で難なくこなすことができるでしょう。
荷物の積み込み時に少々気になるのが、上部にある目隠しのパネルような部分です。
こちらは、このようにフックを外していただけると簡単に脱着ができます。必要に応じて取り外した方が便利そうですね。
ゴルフバッグは軽量キャディーバッグで、斜め積みがギリギリできるかどうかという際どいサイズ感です。斜め積みするとピチピチでドライバーに負担がかかるため、できれば別の積み方をしたほうが良さそうですね。
シートの肩部分にあるレバーを引くと後席を倒すことができます。
40:20:40の可倒式シートになるため、シートアレンジに自由性があります。
このように中央のみ倒すと、4人乗車したうえで長い荷物も積載可能です。
シートは軽く、女性でも一人でアレンジが可能です。
ゴルフバッグを積む際にはこのような形で後席を倒した状態で積んだ方が良さそうですね。
Aクラスには電動リアゲートの設定がありません。兄弟車のBクラスは同世代のW247型から電動リアゲートの設定が増え選ぶことができます。
床下収納部にはあまりスペースがありませんので、小物系のみの収納になるかと思います。
非常用の三角板はBクラスは床下収納に格納されていますが、Aクラスは外に常に露出しています。
サイド部にはくぼみがあり、こちらは上手く活用していただければ長い荷物も積めそうです。
左サイドには12Vのソケットも確保しております。
後席を倒した際には、少し角度や段差が生じてしまいますが、そこまで積載に支障はないと思います。
車内のサイズ感
おつぎに居住空間についてのご紹介を致します。
運転席
W177 Aクラスの運転席と助手席は、シートポジションが自由に調整できます。
シートポジションは記憶できるので、運転手を交代した場合でも、すぐに自分の位置に戻せて非常に便利です。
シートポジションは、ドアの側面にあるスイッチで調節します。
シートポジションを一番低く設定して、乗車した場合のサイズ感を見ていきましょう。
Aクラスは天井が高く設計されているため随分と広々としたドライビングポジションを作れます。
身長170cmの男性が乗った際には、天井に拳2個以上もの余裕がありました。
先代モデルのW176 Aクラスと比較すると、全高はほとんど変わらないのですが、室内の天井が約60mm高くなっていて、居住空間にゆとりが生まれております。
運転席からの見晴らしはどうでしょうか。
さきほどのポジションから、運転席からどう見えるか、ご覧ください。
先代型(W176)までは運転席に座るとお尻が沈み込み、少しスポーティーなドライビングポジションでした。しかし、W177 Aクラスからは座面が少し高くなり、視界が今まで以上に確保されていて運転もしやすくなりました。
また、フロントピラーは太すぎず角度も寝かせてあるため視界を邪魔しません。
外から見ると、このようにフロントガラスの上部にはツインカメラや多数のセンサー、ルームミラー台座といった装備がてんこ盛りのスペースがあり、視界の確保が気になるところでしたが、実際に運転席に座ると非常に見晴らしが良く驚きました。
後部座席
続いて後部座席に座った場合のサイズ感をご紹介いたします。
さきほどの身長170cmの男性のシートポジションでそのまま後席に同じ男性が座ってみました。
頭と天井の間は拳2個入るかギリギリのようです。そのため、前席よりも後席のほうがわずかに天井は低くなっております。
後部座席からの見晴らしも確認してみましょう。
運転席と助手席の空間からの見晴らしは、広々としていて良好です。
後部座席に座る人も、充分景色が楽しめます。
左右の窓からの見晴らしもいいので、後部座席でも窮屈さを感じません。
このように、後席には収納式のアームレストやドリンクホルダー、スマホ充電にも活用いただけるUSBタイプCも装備されており、長距離ドライブも快適にお楽しみいただけます。
W177 Aクラスのサイズ感を、写真とともに紹介しました。
ぜひ一度W177 Aクラスに試乗し、写真では伝わりきれない運転しやすさと快適さを体感してみてください。
ベンツAクラスとBクラスのサイズ比較
最後に、兄弟車であるベンツ Bクラスの同世代W247型との比較をしていきましょう。
W177 AクラスとW247 Bクラスのサイズ比較
項目 | W177 A180 前期型 | W247 B180 前期型 |
全長 | 4,419mm | 4,419mm |
全幅 | 1,796mm | 1,796mm |
全高 | 1,423mm | 1,562mm |
ホイールベース | 2,729mm | 2,729mm |
トレッド(前) | 1,570mm | 1,570mm |
トレッド(後) | 1,555mm | 1,560mm |
最低地上高 | 130mm | 120mm |
トランクスペース | 370~1,210リットル | 455~1,540リットル |
タイヤサイズ(前/後) | 205/60R16/205/60R16 | 205/55R17/205/55R17 |
最小回転半径 | 5.0 | 5.0 |
※車両は2018年式 W177 A180と2019年式W247 B180ともに初期モデルにて比較しています
現行型になり、全長・全幅が同サイズになり、全高のみが違うといったサイズ感になりました。
Aクラスは先代型のW176 Aクラスの全長が4,290mmとなり、129mmもサイズアップしております。
そのことから、AクラスとBクラスのサイズ差が現行モデルになり縮まったと言えるでしょう。
大きく異なるのはトランクスペースです。実際に見比べるとBクラスは使い勝手が良さそうな印象を受けますが、Aクラスは最低限の積載といったイメージでしょうか。
実際の使用用途を確認し、2車種を見比べたうえで車種決定をしたいですね。
まとめ
W177 Aクラスのサイズ感を、写真付きで詳しく紹介しました。
W177 Aクラスは小回りが利くので、日本の道や駐車場でも扱いやすい車です。
車内はゆとりがあり、トランク容量も多いため、長距離ドライブや旅行でも快適に過ごせます。
ぜひ一度W177 Aクラスに試乗して、写真だけでは分からない「運転のしやすさ」を実感してみてください。
メルセデスベンツ専門店である弊社フォレストインターナショナルでは、状態のよい中古車を多数お取り扱いしています。
本編で登場してきたW177 AクラスとW247 Bクラスはもちろんですが、それぞれの先代モデルであるW176 AクラスやW246 Bクラスも併せてご覧いただくことができます。
さらには、通算取り扱い台数10,000台の豊富な実績とノウハウで、ベンツ購入をサポートいたします。
ベンツの購入を検討されていて、気になることがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
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