【令和最新版】メルセデスベンツ 最大の弱点!?スピードセンサー 徹底解説 【故障 費用 原因】

ベンツ知識

メルセデスベンツをお乗りのオーナーの方であれば「ベンツはセンサー系が弱点」といったことを一度は耳にしたことがあるかと思います。

通算で10,000台以上ものメルセデスベンツを取り扱ってきた実績からそれは間違いないと思います。

代表的なものですと”NOxセンサー”や”O2センサー”、他には”着座センサー”といった多くのセンサー類がメルセデスベンツオーナーの方々を悩ませてきました。

そのなかで、こちらの『スピードセンサー』が現在進行形で多くのメルセデスベンツオーナー、また我々のことを悩ませているやっかいなセンサーとなります。

今回は『スピードセンサー』について徹底解説してみました。

最後までご覧いただくことで、オーナーの方々は不慮の事態に焦らずに対処ができこれから購入を検討の方々も参考にしていただけると思います

是非とも最後までご覧いただけますと幸いです。

ベンツのスピードセンサーとは?

そもそもスピードセンサーがどういった部品かというと≪車のスピードを計測するセンサー≫になります。

別名『車速センサー』とも言われており、アウトプットシャフトの回転速度を検出してそれをエンジンコンピューターに伝える役割となります。

スピードを正しく計測することで、メーターに速度が表示されたりパワステの重さを速度に応じて制御したり、クルーズコントロールにも活用できたりと、現代の車には欠かせない部品となっております。

このように各タイヤにスピードセンサーが装着されているため、計4カ所スピードセンサーがございます。

ベンツのスピードセンサーは弱点?

まず結論としてはメルセデスベンツにとって弱点です。

現代の車にとって、スピードセンサーが欠かせない存在になっていることはお判りいただけたと思います。

メルセデスベンツも例外ではなくスピードセンサーを活用して多くの装備を動かしています。

そのスピードセンサーが故障してしまうと、正しく速度の計測ができないだけでなく、

・ESP(横滑り防止機能)

・ABS(アンチロックブレーキシステム)

・プレセーフ機能制限

・エンジンチェックランプ

・4MATIC 使用不可

・タイヤ空気圧警告システム

といった警告灯が複数同時点灯してしまいます。

上記のような警告灯やメッセージが同時に複数点灯するだけでも多くの方は焦ってしまうと思います。

さらには、

・パワステが効かない

・エンジンが吹けない

・ギアの変速が上手くできない

・ナビで自社位置が進んでいく

・トリップメーターが増えていく

といったような症状も起きてしまうため、最悪の事態走行不能になってしまいます。

メルセデスベンツには安全装備が多く採用されていたり、便利な機能が豊富な分、

このスピードセンサーが故障した際の代償が大きくなっております。

ベンツのスピードセンサーの交換費用は?

メルセデスベンツのスピードセンサーの交換費用は車種によって様々です。

純正部品を用いてディーラーにて交換をすると10数万円かかることもあります。

かつ、純正部品が弱いため、対策が実施されている優良社外品に交換をしたほうがよいです。

優良品を使用することで1本あたり19,800円(作業代・消費税込み)にて当社では交換をおこなっております。

優良品の設定が無い車種に関しては純正品を用いての交換となるため、金額は大きく変わってきます。

しかし、純正品しか発売がしていない車種に関しては、まだ社外部品が発売されていない新しいモデルのお車であったり、故障が少ないため社外部品の設定がないお車となりますので、そもそもの故障リスクが少ないと考えられます。

ベンツのスピードセンサー交換時期は?

これから新しく車を購入される方は”納車時”がよいです。

すでにお乗りの方に関しては、一度も交換されていなければ次回車検時がよいかと思います。

理由を解説していきたいと思います。

まず純正部品として採用されているスピードセンサーには製造メーカーが複数あります

それぞれ、どの車種がいつ発売されているかによって取り付けられている部品は様々です。

社外優良品も様々なメーカーの物が販売されているのですが品質にも良し悪しがあります。

品質があまりよくない部品が取付されていた場合は2年程度良品質の部品が取付されていた場合でも10年程度で寿命を迎えます。

そのサイクルの中で品質のムラにより故障期間に差が出てきますので、納車時・または車検時のような大きな節目のタイミングで『予防交換』をしておくことが重要かと思います。

ベンツのスピードセンサー対策は必要?

さきほども説明したとおり、スピードセンサーには予防交換が必要となります。

そこで素朴な疑問が生じる方もいらっしゃるかと思います。

「故障したらその部分だけ交換するのはダメなの?」

結論としてはあまりオススメできません。

理由としては、スピードセンサーの故障は二次災害を招く恐れがあります。

スピードセンサー4本を管理しているESPユニットという親玉が存在するのですが、

スピードセンサーの故障に連動して、このESPユニットが故障してしまうと非常にやっかいです。

ESPユニットが故障してしまった場合の症状は、スピードセンサーが故障している症状と変化がありません。

そのため、スピードセンサーのみが故障しているのか、ESPユニットまで故障しているかの判断は実際に修理をするまでわかりません。

またESPユニットが故障してしまった場合、修理金額は10万円以上もの費用となってしまいます。

スピードセンサーが故障をすることを未然に防ぐことで、将来的なESPユニットへの故障を防ぐことにも繋がります。

ベンツのスピードセンサーどの車種が故障する?

こちらは、年式や車種によって故障のリスクや頻度が異なるのですが、2005年以降に販売されているメルセデスベンツに関しては修理経験があります。

上記でも解説した通り、現在は故障がほぼでていなく純正部品しか発売されていない車種もあります。その車種が今後年月を経ることで急に弱点になることも考えられます。

修理実績の豊富なW204型Cクラス

「今年になって〇〇年式の▲▲クラスが急にスピードセンサーの故障が増えたよね」なんてこともざらにあります。

そのため、購入を検討している車種や保有している車種に関して、気になる方は一度お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。メルセデスベンツのオーナーの方であれば一度は聞いたことがある「スピードセンサー」について徹底解説いたしました。

車の警告灯の点灯を無視したまま走行し続けると事故や重大な故障につながり、修理費用も高額になる可能性があるので非常に危険です。

これらのリスクは早めの点検・修理で防げます。

ベンツ専用の診断機「DAS」を導入している整備工場で定期的にメンテナンスをおこない、警告灯の点灯を予防しましょう。

メルセデス・ベンツ専門店である弊社フォレストインターナショナルでは、ベンツ専用の診断機「DAS」を使用した点検・修理を承っております。

専門店ならではの豊富な知識と高い整備技術を活かし、お客様の快適なドライブをサポートいたします。

ベンツについて気になることがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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