ベンツオーナーのみなさん、リコールはご存知でしょうか。
メルセデスベンツをお乗りの方、これから購入を検討されている方であれば一度は『故障』について気にされたことがあるでしょう。
故障が起きた際に多額の費用がかかるのは嫌ですよね。
「そもそもリコールってなに・・・」
「リコールにならない故障もあるの?」
といった疑問について、ベンツを10,000台取り扱っている専門店が徹底解説致します。
最後までご覧いただくことでリコールの知識がつくだけではなく、ベンツを保有する上で実施したほうが良い対策作業も把握することができます。
最後までご覧いただけますと幸いです。
ベンツ リコールについて
まずはじめに、そもそもリコールとはなんでしょう。
- メーカーが弱点を対策してくれる
- 故障してたら無料で修理してくれる
といったイメージをお持ちかと思います。
リコールについて、メルセデスベンツの公式ホームページから引用してみました。
リコール制度とは
メルセデス・ベンツ公式:https://www.mercedes-benz.jp/myservice/recall/
欠陥車による事故を未然に防止し、自動車ユーザー等を保護することを目的とするものであり、自動車製作者等が、その製作し、又は輸入した同一の型式の一定の範囲の自動車の構造、装置又は性能が自動車の安全上、公害防止上の規定(道路運送車両の保安基準)に適応しなくなるおそれがある状態、又は適応していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て自動車を回収し無料で修理する制度です。
とのことです。
車の製造段階で“欠陥”が見つかり、それが“保安基準に適応しない”場合に“国土交通省に届け出て認められる”と、≪リコールとしてメルセデス・ベンツ指定サービス工場にて無償で修理してもらえる≫といった内容です。
オーナーの方々にとって非常に嬉しい制度ですね!
しかし、ベンツの弱点であればなんでも適応されるかというとそういったわけではありません。
リコールになるかどうかは、保安基準に適応しなくなるかどうかが大きなポイントです。
車を購入する前には、どんな部分がリコール対象になっているのか、リコールは現在実施済みなのか、それ以外にどういった弱点があるのか、を事前に確認しておくようにしましょう。
ベンツ リコール 情報一覧
メルセデスベンツにおいてのリコール情報は、メルセデスベンツ公式ホームページにすべてまとまっています。
ただし、こちらにまとまっている情報に関しては車種や内容がすべて時系列毎に一覧化されているため、実際に見たい車両のデータを直接確認するには適していません。
それよりは「ベンツにこんなリコールが出たんだな」と大まかな内容を把握する目的や、
自らの車両は対象外だとしても、同型の部品を使用しているような車種のリコール情報を参考にしたりといった、活用方法になるかと思います。
実際につぎの項目でご自身の車種のリコール検索をしてみましょう。
ベンツ リコール 対象車 検索の仕方
メルセデスベンツにおいてのリコール検索に関しても、メルセデスベンツ公式ホームページから行います。

このように車体番号を入力していただきます。
※始めの3ケタのアルファベットは選択のためご注意ください。

このように対象のリコールが表示され、かつ実施されていないことが確認取れました。

そのままリコール内容も確認することができます。

リコール対象が無ければこのような表示がされます。
※改善済みでも同様の表示となります。
それでは実際に作業予約を入れていきましょう。
ベンツ リコール 予約の仕方
リコールの作業が実施できるのは、メルセデス・ベンツ指定サービス工場にて実施可能です。
「ヤナセ」や「メルセデスベンツ」のような正規ディーラーとお考えください。
全国各地に330店以上もの実施可能なメルセデス・ベンツ正規ディーラーがあります。
お近くの店舗に電話をして予約をしましょう。

ベンツ リコール 箇所3選
エアサスペンション

まず代表的なリコールとして、エアサスのコンプレッサーが挙げられます。
対象としてはW205 Cクラス前期、W213 Eクラス 前期 やGLCとなります。
※対象か対象外かは車体番号で確認する必要があります。
エアサスのコンプレッサーはリコール対象でも、本体は対象ではありません。
そして、本体の交換作業が正規ディーラーでは高額になります。
エアサス本体が故障してもお安く修理できる専門店で必ず購入をしましょう。
燃料ポンプモジュール

つづいて、燃料ポンプモジュールです。
燃料を噴射するポンプのため、重要な箇所ですね。こちらも対象車種かどうかを必ず確認をした方がよいです。
対象の車種も非常に多いため、車体番号からリコール検索にて確認をしましょう。
ベンツ リコールで80万台!?

最後に非常にインパクトの強い光景ですが、リコール未実施によりベンツが燃えてしまった事例です。
これか国内で起きた事例で、車種はCLSクラスだそうです。

対象の車両はなんと80万台にも及んだとのこと。
さらに、コロナ禍により部品供給が大幅に不足しており、対策に遅れが生じていたそうです。
そのため、ダイムラー社はオーナーに対し「特に慎重に運転を行う」ようにということを求めていたそうです。
ベンツ リコール 対象外の故障例
HDDナビゲーション
最近はかなり話題性の高いこちらの故障。
予兆もなくある日突然ナビがブラックアウト、、、修理はディーラーで70万円!!
これだけは避けたいですね。
なんとHDDナビをSSD化することで未然に防ぐことができます。
かなり専門性も高いため、多くのオーナー様、そして同業の方からご用命いただきます。
詳しくは世界一詳しく解説している記事がありますのでこちらをご覧ください。
W205 CクラスやW213 Eクラス、W222 Sクラスに関しては施工台数トップ3となります。
NOxセンサー
つづいて、こちらもベンツと言えばのNOxセンサーです。
ザ・センサーの故障なのですが、こちらがまた高額なこと、、、
そして、直しても直してもまた壊れるイタチごっこが続きます。
そんなイタチごっこを終わらせるためにもNOxセンサーの無効化も承っております。
上記のSSD化と並んで人気の作業なので、こちらも併せてご覧ください。
ベンツ リコール まとめ
ベンツのリコールについて、詳しく解説しました。最後までご覧いただきありがとうございます。
リコールの対象箇所に関しては無償なので、正規ディーラーでしっかりと対策を受けましょう。
そして、リコール対象でない箇所もたくさんあり、そういった部分もすべて含めての車の維持費となります。
そのため、そういった箇所を含めてなるべくお安く維持ができる専門店とお付き合いを持つことをオススメ致します。
メルセデスベンツ専門店である弊社フォレストインターナショナルでは、通算取り扱い台数10,000台の豊富な実績とノウハウで、メンテナンスをサポートいたします。
ベンツについて不調や故障など、気になることがございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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